■農作物の被害守る「猿発見伝」を開発 舞鶴工業集積協(▽07.07.02)


拍車のかかる野生ザルによる農作物被害を食い止めよう−。全国の農村部で有害烏獣による被害が深刻化するなか、舞鶴工業集積協議会(西忠生会長、約50社)は、迅速にサルを追い払うことができる自動の侵入検知通報システム「猿発見伝」を開発した。商品化に伴い、被害に悩む農村や対策に追われる公共機関など、モニター先を募っている。 農作物の被害守る「猿発見伝」を開発 舞鶴工業集積協 商品化へ 10日までモニター募る
畑や農地など現地に設置される侵入検知通報カメラ=舞鶴工業集積協議会提供
畑や農地など現地に設置される侵入検知通報カメラ
=舞鶴工業集積協議会提供

開発されたシステムは2タイプある。まず、Aタイプは体温で反応するカメラとワイヤーセンサーを現地に設置。捕獲済みのサルに取り付ける首輪式センサーと合わせ、総合的に農地や畑への接近を検知、確認する。 検知した後、自動的に携帯電話やパソコン端末に情報が一斉送信される。遠隔操作で画像カメラによる目視確認ができ、映像データの送信も可能で、近くの人が素早く現地で追い払うことができるというもの。Bタイプは、発見した人が多様な情報を即時に伝達できる仕組みを確立させた。公民館など任意の場所に置く伝達ボックスに付いている複数のボタンで、サルの発見場所や個体数などの情報をそれぞれの端末へ瞬時に送信できる。農村集落などに向けて開発されたもので高齢者などが利用しやすいよう配慮し、システムを簡素化した。

自動検知システムは、侵入場所や時刻、画像データなどがサーバーに蓄積できる。同協議会事務局は「サルは学習能力が高く現状ではこれといった被害対策グッズはないと聞く。このシステムは蓄積されたデータを分析することによってサルの行動範囲などの把握にもつながる。今後の対策に有効に活用してもらえたら」としている。

価格はAタイプが400万円からでBタイプが30万円から。なお、設置場所や条件によって価格が異なり、電気代・通信料も必要。Aタイプは対策機器につなぐ通信回線などで価格が変わる。 モニターの受け入れ先は、中丹と丹後広域振興局管内の5市2町。申し込みは10日まで。府の中小企業集積活性化促進事業補助金を活用して開発した。

問い合わせは(同協議会=舞鶴商工会議所内 TEL.0773・62・4600)まで。


両丹経済新聞 2007年7月2日 第550号


(両丹経済新聞 2007年7月2日 第550号より引用しました)





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